一日一食ダイエット。スローライフで健康に痩せる
1日1食ダイエットの第二弾です。
他のブログでも多く扱われている1日1食ダイエ
ットですが、否定派は、3食のほうが健康だと
言います。賛成派は「実際に」1食にしてみて
十分足りるという意見が多いようです。
自分が1日1食になって思ったのは、想像以上
に身体の調子が良いことです。しかも、1食に
なると、1食に時間を掛けられるので、食材や
食べ方を工夫しているうちに、ロハスでスロー
ライフな生活になっていました。
そんな生活を始めて早や1年になろうとしてい
ます。そこで、体験をもとに色々と気が付いた
事を書いてみたいと思います。
意外な真実に驚くかもしれませんね。
現代人は、食べ過ぎかも
後程、詳しく書きますけど、始めに言うと。
「現代人は、ちょっと食べ過ぎなんじゃね」
と、思います。
食糧生産や保存技術が進み、流通システムが進
化した現代では、いつでも好きな時に食べ物が
手に入ります。しかも季節を問わず、様々な食
材を口にすることができます。
生産効率の向上と輸入品の増加で、一昔前なら
高価で手に入りにくい物も身近な存在です。
スキヤキが御馳走と言われた時代は、遠い過去
に思えてしまいます。
なんとなく現代は「食」の有難味が薄れている
早い、安い、美味いが、当たり前になってしま
うと、本当の美味しさがマヒしてしまいます。
僕が、実体験で伝えていきたいのは、痩せると
いう結果よりも、そこなんです。
食べるという生きる基本を見直せば、食材や生
産者や自然の恵みに感謝の気持ちが自然に芽生
えてきます。ガツガツ大量に食い散らかしたり
残して捨てるなんて出来ないと思う。
食べる量を減らせば、単純に痩せます!
これ、あまりにも当たり前なんですけど、誰も
が気付かぬフリをしています。
必要以上に、食べるから太るんです。
偉そうなコト言いますけど、安心してください
僕も以前は同じ、食べ過ぎさんでした。
そうはいっても、簡単に痩せたいと思うのが人
情です。そこで、めんどくさいテクニカルな話
を抜きに、自然に食べる量を減らしていく意識
転換に繋がる話題に触れたいと思います。
ロハスな生活は、縄文時代が参考になる?
私達日本人の祖先、縄文人は、1万数千年に渡
って自然の恵みを巧みに利用しながら平和な暮
らしを続けていたそうです。
このことは、近年の発掘調査や分析方法の進歩
で解明が進んでいます。
縄文人が何を食べて、どんな生活をしていたか
も解るそうです。
は?ダイエットに、なぜ縄文時代の話・・・
それは、日本人のDNAに刻まれているロハス
な感覚を呼び覚ますためです。
むか~しむかし。有史以前のはるか昔。
人々の営みの大半は「食べる」為に費やされて
いました。
そもそも、食べ物の調達が大変だったので、
始めから沢山食べられなかったのです。
堅果類(栗とか)など保存出来るものは、総出
で山から収穫して備蓄したり、川では鮭、海か
ら貝類や海魚、山で鹿や猪と、春夏秋冬シーズ
ンに応じて食糧を調達しました。
欲張って取りすぎたり、奪いあったりとかは、
この時代の遺跡からは見えてきません。
綺麗に分別されたゴミ捨て場や、住居の構造や
村の区分、埋葬跡を見ると、そこには秩序が、
あったことが伺えます。
ちゃんと考えて狩猟や採取をして、大事に食べ
ないと生きていけませんでした。
食べ物は、とても大事な共有財産だった。
みんな仲良く分けあい、助け合って暮らしてい
たので、1万年以上も平和に縄文文化を育めた
のだと思います。
意外とグルメだった縄文人

これは、縄文クッキーのイメージです
さて、縄文人は、どんな物を食べていたのでし
ょうか。貝塚や遺跡から発掘された遺物から判
明した物をベースに想像してみましょう。
縄文人が摂取していた食べ物の代表例が栗、
トチの実、どんぐり等。堅果類=ナッツです。
摂取カロリーの7~8割は、これらを材料にし
て作ったクッキーやハンバーグだといいます。
縄文というと、狩猟生活を想像するかもしれま
せんが、ハンティングの季節は冬です。春夏は
動物の繁殖期だと知っていたのですね。
この縄文クッキー。意外とカロリーが高く、し
かも栄養価に優れています。
材料は、あく抜きしたどんぐりやトチの実、栗
やクルミ、長いも、ウズラの卵、塩、肉少々。
カロリーは、430kcal/100gなんです。
(遺物の脂肪酸を化学分析した結果)
なんだか、美味しそうです。それに、少量でも
空腹を満たせそうですね。
因みにこれは、お菓子じゃなくて主食です。
これ以外に、季節に応じて春なら山菜、そして
海の幸、山の幸が出てきたはずです。
煮炊き料理が多かったのも推測されています。
一説ですが、箸やスプーンの類がまだ出土して
いないので、恐らく串に刺して煮炊きしていた
のではと言われています。
貝塚を見ると、季節に応じたゴミが出てくるの
で縄文人は季節グルメに舌鼓を打っていた。
季節の物を食べるのは健康に良いと言われます
が、縄文人は、自然にそうしていたのですね。
現代では、ロハスとかスローライフという言葉
が生まれ、自然に寄り添う生活が見直されはじ
めています。
飽食の一方で、貧しく餓死者が出ている国もあ
ります。自然破壊、戦争、多産だからだと言う
むきもありますが、増やし過ぎず獲りすぎず、
争わず生きてきた縄文人を見習いたいですね。
私達は、カロリー過多に誘導されていた
以前紹介した生きるための基礎代謝や生活活動
で消費するカロリーの目安。
成人女性で1200kcalくらい。でしたよね。
体重の個人差があるのであくまで目安です。
まず、ここに落とし穴がった!
体重の増減で基礎代謝は変化します。
太っていなくても、身長が高ければ低い人より
体重はあります。昔は、歩くことが多く大量に
カロリー消費していたから、単純に体重での換
算は、現代には全然合わないと思う。
ところで、そもそも、1日この位はカロリーを
取りましょうという基準って誰が決めたの?
厳密には、単純に消費カロリーだけじゃなくて
炭水化物、タンパク質、脂質の量も関係するの
ですが、この基準ですね・・・
明治時代ころにね、
あまり大きい声で言うとお役人さんに悪いから
コソッと言うと、北海道の宗谷岬よりも緯度が
高い国の権威ある博士がね、お肉屋さんとか軍
隊と組んで作った栄養学を元にしたんだって。
それにね、標準カロリーは、中流以上の人が食
べていた量なんだってさ。
どうりで、多い気がしていました。
なるほど、寒い地域では脂質を十分にとるのは
生きるために必要ですからね。
栄養学の基本設定が、日本人に合っていない。
それにね、ここだけの話なんだけどさ、今の日
本人に合った摂取量にしたら、食品業界も医者
も製薬会社も困っちゃうみたいだよ。
あっ、こんなこと言うと消されちゃう!?
誰にや。
では、どのくらいの栄養摂取で人は健康に生き
られるのでしょうか。
ストイックな食生活というと思い浮かぶ修行僧
の摂取カロリーを見てみましょう。
修行僧の献立で見る最低カロリー

永平寺(wikipedia)
では、人が必要とする最低限のカロリーは、
どのくらいなのでしょうか。
過酷な修行で知られる永平寺の1日の献立を
見てみましょう。
【朝食】お粥・ごま塩・漬物
【昼食】麦飯・味噌汁・漬物・おかず一品
【夕食】麦飯・味噌汁・漬物・おかず二品
う~ん、かなり質素ですね。
おかずも、味噌汁の具も野菜系ですので肉系の
タンパク源は、ありません。
詳しい内容はわからないのですが、お寺の精進
料理を思い浮かべながら修行僧の摂取カロリー
を計算してみましょう。
修行僧の摂取のカロリー
ここであげる数値は推定値です。
●お粥 178kcal(250g)
●ごま塩 18kcal(小さじ一杯)
●たくあん 10kcal(細切り3切れ)
●味噌汁 58kcal(具は豆腐)
●麦飯 241kcal(茶碗一杯)
●ひじき煮物 50kcal(50g)
●ごま豆腐 65kcal(50g)
●きんぴら 41kcal(35g)
上記の「おかず」は、僕の想像です。
さて、この組み合わせで、1日のカロリー摂取
は、どのくらいになるのでしょうか。
なんと、合計989kcalでした。
1000kcal程度で、
動き回れる修行僧って、凄いですね。
これが本当なら、世間で言われる推奨する摂取
カロリーは、多過ぎかもしれません。
カロリーより大事なのは栄養バランス
僕の場合、1日1食でも、肉や魚をメニューに
加えているので、さすがに修行僧よりはカロリ
ー大目になります。
それでも1500kcalを超えることは、滅多に
ありません。たま~に、ヘルシーメニューだと
修行僧並の事もあります。
たまに付き合いで外食するとすぐに2000越
え。そんな時は、翌日で調整します。
気を付けているのは栄養バランスです。
世の中にはベジタリアンという方も居て、肉は
必須ではないかもしれません。
しかし、人間は雑食動物です。だって、人間の
歯は、臼歯、門歯、犬歯の3種類でしょ。
肉類も必要だという事ですよね。
そこから考えると、メインが穀物、次に野菜類
そしてお肉少々が、人間本来の食生活なのだと
推測できます。
先に書いた縄文人の生活は、正にこれですね。
カロリーだけに目を奪われず、糖質、脂質、蛋
白質をバランスよく摂取するのが、美しく健康
な身体を作ることになります。
僕の場合、始めは減量も目的だったので、糖質
制限で穀物を減らしていましたけど、最近では
目標をクリアして維持できているので、自然な
バランスに戻しています。
ダイエットは、目標クリアした後が重要
僕を例にすると、手始めに、10キロ減に挑戦
してみました。
75キロMAXでしたが、身長が170半ばな
ので見た目は太って見えませんでした。
複数の手法をミックスしていますが、食事制限
がメインです。
運動嫌い(苦手)なので、単純に食べる量を減
らしただけですが、数か月もすると目に見えて
効果が表れ始めます。
まず、半年で目標値はクリアしてしまいます。
僕の場合、体重は、その後じわじわ減り続けま
すが、見た目より手ごわい内臓脂肪は、約1年
かかりました。
結局約1年。体重は目標超えの61キロです。
中性的モデルとして、絞りすぎない様に適度に
脂肪を残しているので体重はそれなりですが、
見た目はスッキリになりました。
ここからが重要です。
目標をクリアし、体重も体脂肪率も安定してき
たら食事の内容を変化させます。
まず、糖質制限から雑穀米や麦飯だけど、軽く
茶碗1杯は食べる様になります。
穀物から脂質を得られるるので、少し肉類を減
らします。糖を急激に吸収しない様に野菜類を
増やして先に食べます。
もう、身体が小食に慣れてしまっているので、
戻る心配はありません。そこで、少ない食事の
内容にこだわっていきます。
正常な身体だから分かる本当の食べる楽しみ
例えば、最高級の魚沼産コシヒカリを自ら山に
行って汲んできた水を使い炊いたご飯に、知り
合いから分けてもらった放し飼いで育てている
鶏の卵。そして昔ながらの製法で作っている醤
油をタラリ・・・(これ実話)
1日1食に慣れた人なら、この一杯に至福のひ
と時を感じるはずです。
過剰に摂取していた食事を減らして気が付くの
は、健康になることです。
それは、人が本来持っている機能が正常に
リセットされる感覚がします。
ダイエットという目標をクリアしてしまえば、
純粋に美味しい食事を頂ける楽しみが、あなた
を待っています。
そして朝、昼は、よほど空腹を感じる時以外は
基本的に食事を摂らないので、その分時間に余
裕が出来ます。
生活にゆとりがでると、色々な事に目を向けら
れる余裕が出てきます。そうすると、現代社会
の様々な矛盾が見えてきます。
このことからロハスな生活に自然と嗜好が流れ
て行き、自分たちが食べる食材を気にする様に
なっていきます。
さすがに自分で食材を作ったり獲ったりは万人
向けじゃないけど、少なくとも安全な食べ物を
手に入れたいと思う様になります。
おのずと、美味しい食材を手間暇かけて調理し
ています。そして、添加物を避けていると味覚
も鋭くなってきます。
人間の生きる基本である「食」を大切にすると
人は自然に健康になるだけでなく、様々な感性
が研ぎ澄まされていきます。
1日1食だと贅沢な食事でもOK
食べる量が少なければ、かなり高価な食材でも
気兼ねなく買うことができます。
例えば、高級和牛だって、ほんの数十グラム
でも満足感を味わえるので、始めから食べる分
だけ切り分けて冷凍しちゃえばOK。
調味料なんかもそうですね。高いのを買っても
使用料が少ないから平気。
僕のように、時間が比較的自由だと、ちょっと
遠出して食材探しもできるので、調達に時間と
移動費を掛けることも出来ます。
1食にこだわったところで、3食食べていた時
より食費は少ないですからね。
1日1回の食事ですから、素材に調理方法にも
手間暇惜しまず掛けても罰は当たりません。
まとめ
こうして原稿を書きながら、ふと思ったのが、
「アレッ、今年は、花粉症が出ていない・・」
そうなんです。気が付けば、アトピーやらアレ
ルギーやらが、緩和しているんです。
それに、肌の調子がとてもいい。
食事の量を減らして、今までにデメリットは、
感じませんでした。むしろプラスの面が多い気
がします。
痩せるし健康になるし問題が見当たらない。そ
れだけでなく、生活そのものが人本来の在り方
に傾いたのは驚きです。
食べる量を減らすと当たり前にやせます。
食べる時間を減らすと、ゆとりが生まれます。
食べる物にこだわると、健康になります。
健康になると、感性が鋭くなってきます。
ちょっと心残りなのは、たまには「マズウマ」
な物を久しぶりに食べてみたいなと、ファスト
フード店に行っても身体が受け付けてない事か
な。舌が痺れるし、匂いがね・・・
最後に、お金を掛けて痩せるのは、まず食事制
限をしてみてからをお勧めします。
徐々に減らせば、さほど難しい事ではありませ
んので、気になったら僕の関連記事を読んでみ
てください(ダイエットカテゴリー)
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