中性的な容姿の男子は温泉で悩む?

温泉の入口で悩む中性的な男子

中性的な美術ヌードモデルのharumiです。
紅葉シーズン。気温も低くなってくると温泉が
恋しくなってきますね。

著者は温泉や旅行が大好きなのですが、実はさ
さやかな悩みがございます。それは、お風呂で
裸を見られる事。

えっ、普段美術モデルをしてるのに?
それは、一体どういう事なのでしょうか。

今回は、ほのぼのと女友達との温泉旅行など交
えながら中性的容姿ゆえの悩みを紹介させて頂
きます。

 

最近自分のジェンダーが曖昧です

以前、女装してドライブに行った話を掲載した
のですが、友人(女)のウケが良く、自分でも
バレないのに味を占め時折、女の子の恰好を楽
しんでおります。

改めて思うと、女子って楽しいですよね。地味
な男の服装と違って華やかだし、出かけてみる
と女子の方が「得」な感じがします。なんだか
クセになりそうです。

今更感もあるのですが、僕は女装が趣味な訳で
も女になりたい訳でもありません。自分的には
ジェンダーレス男子に近い考えです。

それは、服装やルックスに関して男女の垣根を
超えた趣向。つまり、男でもイイと思えば女子
の服も着るし、見た目重視でメイクだってして
もいんじゃネ。という感覚です。

僕の場合は、そのままでも中性的度合いが強い
ので軽~くメイクやファッションをそれらしく
するだけで「男の娘」になるのですが、そちら
とも違うんです。

かなり曖昧ですね。

自分の素材に合わせて髪型や服装を女子寄りに
したら、案外しっくりくる。だから、自然にそ
うなってきた。これが真相です。

ガッツリ女子ルックじゃなく、ちょっとクール
なボーイッシュな女性みたいな雰囲気が、案外
心地いい。自分に合ってる感じがします。
日常はメイクはしませんが、髪型がショートボ
ブなのでノーメイクの女性みたいな感じです。

●フェミニン男子=中性的だけど恰好は、男子

●ジェンダレス男子=女子っぽいけど一応男子

●男の娘=ガッツリ女子ルックだが中身は男子

当初はフェミニン男子の路線だったのですが、
気が付けば上記の3種類を混ぜ合わせた感じに
なっている気がします。

 

不思議な女子会旅行

旅行中の女性

さて、そんなジェンダーが曖昧な僕ですが、
女子会にさり気なく溶け込むことが多く、その
中でも親しい女友達とは、よく旅行やドライブ
に行きます。

よく男の友人からは羨まれますが、男としては
人畜無害すぎるというのも考え物。なんだか男
として見られていない感じです。

流石にしょっちゅう女装をする事は無いのです
がリクエストがあればそうしています。

さて、今回はボーイッシュではありますが女装
しての温泉旅行でございます。

髪もいい感じに伸びたし、部分的にポイントウ
イックを足すだけで十分。軽くメイクをすれば
完璧「男の娘」です。

パッと見た目は、完全に女子グループです。
旅館に行く前に、つまみ食いしながら観光して
いる様子など誰も怪しむ者はいません。

キャッキャおしゃべりしながら歩いている様子
は、普通に女三人での旅行です。

こういう場面では、女モードを意識して仕草や
振る舞いに気を付けます。当然、声色も女性ぽ
く意識します(ばれないんだな~これが)
お土産屋さんで「お姉ちゃん可愛いね~これオ
マケしとくよ」なんて事も・・・

う~ん。騙しているという罪悪感も無くはない
けど、不快感は与えてないから、まあいいか。

 

女装して女性サービスは、有か無しか。微妙な線引き

温泉にチェックインするまでの間、周辺の観光
地を適当に巡ります。こういう時、車の運転は
ほぼ僕が努めます。狭い駐車場などで、スムー
ズによどみなく一発で入れる時など「お~流石
男の子だな」と褒められます。

ランチタイム。ひなびた温泉地などでは、あま
り無いのですが、ちょっと洒落た場所だと女性
客を目当てにしたレディース割引なるものがあ
ります。

安くてしかも小食の僕にはピッタリなのですが
持ち前の「良心」がうずいちゃいます。
女子友は「いいんじゃない。ばれないよ」と言
いますが小心者の僕は一応申告しちゃいます。

ところがです。

これまでほぼ100%OK。ノープロブレム
店員さんは「えっ!」と僕をしげしげ見つめな
がらも笑顔で「いいですよ」となっちゃう。
たまに店長に相談となるけど、店長自ら好奇心
から見に来て小声で「OK」

「ありがとうございます」と、満面の笑みを見
せると声を聴いて二度ビックリという感じ。

我ながら完成度に自信がついちゃいます。

と、いう具合に性別というより見た目が重視さ
れるというのは、良い風潮だと思います。
ある野球場では、レディースデーに女装もOK
という所もあります。

見た目が女性と言うだけで世の中様々な特典が
たくさんあります。実際にその一部をお裾分け
してもらい思ったのは「絶対女子って得」だと
いうことです。

このテーマは、別な機会で再度触れてみたいと
思いますけど、ジェンダーフリーが進むんでい
くとどうなっていくんでしょうね。

 

中性的な名前って便利な時もある

温泉地周辺の散策も済ませ、15時が近くなる
と目当ての旅館へ移動します。

宿の予約は、たいてい友達がするのですが、困
ったことに「女3人」とされちゃう。
というわけで、用意される浴衣も女性物。
男湯には完璧行けないモードです。

さて、昨今では全てネットで完了するケースも
あるのですが、宿帳を記入することもまだ健在
ですよね。

こんな時、中性的な名前で良かったと思う。
ブログではharumiという名前にしていますが、
本名は出しませんが男でも女でも通る名前。
どちらかというと女と思われるものです。

一人旅の時なんか、男性1名で予約してあるの
に受付で思わず「女性?」と聞かれたことがあ
るくらいです(紛らわしい恰好で行くからや)

今回は、住所も名前も本当。性別のみウソ。
本当はいけないけど、まあこのくらいは大目に
見てもらいましょう。

因みに、いつもそうなのですが三人一部屋。
ジェンダーフリーな仲間でございます。

 

旅の醍醐味。温泉タイム

温泉

僕が最近、旅館を選ぶにあたってはずせないの
が、源泉かけ流しと貸切風呂の有無です。

身体が中性的というか、女性ぽいルックスなの
で、男湯に堂々と入りずらいのです。
それでも入る事がありますが、チラ見される事
請け合いです。中には「あんちゃん、女みたい
やな」と声を掛けるオッチャンも居ます。

確かに、全身無駄毛オールクリアで、色白ツヤ
ツヤ肌。ボディーラインも程よく丸みがあり胸
がAカップ弱の膨らみ。アンダーヘアはハイジ
一歩手前となれば「んっ?」と振り返られても
仕方がない。

興味津々な視線を感じずにはいられない。
普段から、モデルとして人前で裸になっている
のですが、あれは仕事。日常の中でジロジロ見
られるのとは、違います。

そんな訳で、心安らかに温泉い浸るには、貸切
風呂が絶対条件なんです。

さあて、今回は・・・

もちろん貸切風呂です。

今回の宿は、貸切が3種類ありました。
部屋で一休みしたら、込み合う前に早速旅の疲
れを癒しに温泉タイムです。

 

芸術仲間の温泉はローマ風に

女として泊まった以上、当然男風呂にはいけま
せん。しかし、女風呂に入る事も出来ません。
ん、ん?なんだか複雑ですね。

泊まった旅館は、貸切が三つあり有料ですが、
深夜は無料という計らいです。受付の時にもち
ろん予約済みです。

部屋で浴衣に着替え、いざ温泉へ。

察しの良い方なら、この時点で気が付く。

じゃ~ん。三人で貸切混浴風呂です。

えっ!マジですか・・・男性読者ならメチャ羨
ましい展開です。女子でもキャ~的な感じでは
ないでしょうか。

こうしたことは、割と最近からなんですが、女
子のリクエストで「一緒に入ろう」という事に
なってしまいました。

混浴でも最近の女子は案外気にしない子も居る
らしいので、不思議じゃないけど、女心って不
思議です。

しかし僕は、モデルとして二人にはいつも裸を
見られているので二人にとってハードルが低い
ということも一因なのでしょう。

とはいっても、僕、一応男なんですよね。
女子の裸を目の前に平気でいられるのか・・・

期待した方ゴメンナサイ。
僕は、女子を目の前にしても至って平気。妙な
気分を持たなければ何事もありません。
それに、時々女性モデルとのWポーズというの
も経験しているので女体への抵抗は普通の男性
にくらべて希薄です。

それに彼女たちは、普段から見慣れているせい
か慣れたものです。
僕に見られてどうなのか?それが案外平然とし
ている。なんとも不思議なものです。

性別を超越したバスタイム。

混浴が普通だった古代ローマや江戸時代にタイ
ムスリップした感覚でした。

 

中性的な男子は温泉で悩む

中性的人・温泉

「温泉入浴シーン」女性?男性?

貸切であれば、中性的な容姿の人でも気にする
ことなく温泉を堪能することができます。

さて本題の悩みについて語りたいと思います。

ルンルン陽気にお風呂の暖簾の前で、

「女湯、あっちですよ。」

そう言われた事は一度や二度じゃありません。
一人旅で温泉に行くと、こうした現象に巡り合
ってしまいます。

本当に男なのに、男湯に入りにくい

お風呂だから浴衣姿ですよ。服装が女性っぽい
訳じゃない。髪型と顔か・・・
確かに髭が全く無くしかも女顔、女性的なショ
ートボブの少し短めの髪型からは浴衣姿でも十
分「女」の気配濃厚かも。

「こう見えても男なんですよ。」
と、笑顔で答えますが疑心暗鬼な表情です。

僕は、構わず脱衣場に入り、浴衣を脱いでイザ
お風呂へ。こうしたケースでは、恥ずかしいけ
ど「男の子」を証明するためにも敢えて前は隠
さずに入っていきます。

先ほど声を掛けた若い男性グループが「あ、本
当だ、付いてる」と言っているのが微かに浴場
に響いてきます。ついでに「小さっ・・」んっ
それは余計です。お風呂って意外と反響して聞
こえるんですよ。

温泉って不思議なもので、ゆったり湯に浸かる
と和むせいか見知らぬ人でも自然に声をかけた
りしますよね「どちらからですか~」とか。

僕の場合、初めチラチラと視線。そして「初め
女性かと思いましたよ」です。

時々「そっち系のひとですか」なんてずけずけ
聞いてくることも。「いえ、天然です」と軽く
笑顔で答えるものの正直うざい。

声を掛けられないまでも、視線を感じるので、
男湯に女性が乱入したような気分で落ち着けま
せん。そんな訳で僕は一人でも貸切。大浴場は
深夜に堪能しています。

中性的な容姿はマイノリティーなので、伝える
のは難しいのですが、在りのままの姿も女性的
だと気楽に温泉も堪能できません。

 

まとめ

そんなに嫌なら女体化や無駄毛処理しなければ
いいと思いますよね。
確かに多少は女性的になることとをしています
が無駄毛は、元々少ないし、体型もほぼオリジ
ナルなんです。

始めて温泉で「お~女みたい」と言われたは、
高校生の頃、修学旅行です。以来、自分は女み
たいと刷り込まれております。

女性っぽいルックスというのは自分は嫌いじゃ
ないですけど、物珍しさから他人の目から見た
ら「えっ」と振り向かれちゃう。それは、仕方
ないことかなと思っています。

ただ見世物的な感じは嫌ですね。えっ、美術モ
デルは?あれは、見世物じゃなくモチーフ。

美術モデルという仕事をしているので堂々とし
ていると思われる方もいるかもしれませんが、
本心の所では温泉での振る舞いの様にハートは
意外と繊細なのでございます。

そう言いつつチャレンジ精神旺盛。
困ったものです。

 

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