フェミニン男子が、男の娘で生きてみる

あけましておめでとうございます。

スレーンヌ管理人の春海でございます。

月一の月刊誌みたいな更新ですが、本年もご愛
読の程、よろしくお願いいたします。

さて、新春号は「男の娘で生きてみる」です。

フェミニン男子から、いつのまにか女性化が進
み今では、すっかり女性的な風貌です。
そんな僕が、これからどう生きていくかについ
て書いてみたいと思います。

 

見た目は女だけど、男の子の心も併せ持つ

謹賀新年

時々、顔出ししているので知っている人も多い
と思いますが、僕は、かなり女性的な顔立ちを
しています。

上のイラスト、最近の僕のメイクした顔をスキ
ャンして合成アプリ(モーメントキャム)した
イラストです。選択しなくても、AIに勝手に
女性と判断されてしまいました。
雰囲気もけっこう出ています。

お化粧をしたら「女」と区別がつきません。
機械が騙されるくらいですからね。
髭は全く生えていないし(処理した)ベースが
女顔ですから、メイクして女装して、その辺を
歩き回っていても違和感ゼロです。

それに、体型も女性的です。
背が多少高いのを除けば、胸といい脚といい、
十分に女性的です。ミニスカートなんかも全然
いけちゃいます。
実際、ショートパンツよりスカートのほうが、
普段は、きつめのショーツで股間をギュッと締
め付けているのでスカートのほうが、股間にム
リさせず断然目立たないんです。

胸は、特にパットを仕込まなくても可愛らしい
Aカップの微乳女子になります。小さいながら
も胸の谷間ができます。もちろん、ブラジャー
は着用します。

そうじゃないと乳首が擦れて感じちゃうので、
ブラか、ブラトップは必需品です。

話す声も女性的、ちょっと意識すれば完全に女
声。今では、仕草や振る舞いも、そのあたりの
女子と比べてみても同じ。いやそれ以上に女性
的かもしれません。

そんなこんなで、見た目はすっかり女子です。

お蔭で?彼氏もできたくらいです。
(詳しくは、前回の記事参照のこと)

しかしです。

話し方や仕草も女なのに、中身は、まだまだ男
の子なんですね。
「男の娘」って、そうらしいのですが、見た目
重視で完璧に女になりきっても、中身は、男性
的な部分が残っているです。

言わば、完璧な女子コスプレみたいな、感じ。

僕自身、女性的な部分もありますが、基本的な
思考は、完全に男性です。
感情より論理が優先してしまいます。

一見おとなしそうで、それでいてヤンチャな感
じも男の子そのものです。

今は、彼氏が居るので、彼が好きですが、基本
的に女性が好きなのも普通の男の子です。

ただ、女子を演じている(最近ほとんど女子な
んだけど)時は、女性的な気持ちや感情が、ど
こからか流れ込んできます。
女性の服装をしている時は女性のオーラをまと
っているようです。
特に、彼氏と一緒の時はそうです。

元々、フェミニン男子で、小さい時から女の子
みたいねと言われてきたのですが、それがイヤ
という訳でもなく、自然に受け入れてきました
ので、意図的に「女」を演じても少しも違和感
を感じません。

性的部分では、男なんだけど、女。
へっ、なんのこっちゃ。と、思いますけど、性
自体は確かに男のままなんですが、感じ方が、
かなり女性より。

以前、ドライオーガズムの話を書きましたけど
僕は、射精をともなわなくてもイク事ができま
す。そして、射精をともなっても、女性のイキ
に近い感覚です。

もう、自分でも「どっちだか解んない」です。

 

女でいる時のほうが落ち着く

朝起きて、裸でストレッチをし、部屋の掃除を
してからシャワーを浴び、メイクをする。
それが僕の一日の始まりです。

僕は、一日一食(夕食のみ)なので、朝食は、
暖かいコーヒーのみです。
彼氏と朝を迎えて一緒の時は、朝食作ってあげ
ますけどね。もちろん裸にエプロンです。

普段裸族の僕は、出かける時は、朝起きた瞬間
から裸で、シャワーを浴びてから初めて服を着
ます。在宅ワークの時は、一日中裸です。

外出時に女性の服を着ると裸だと絶対意識する
股間が隠され、女モードに突入します。

裸族のほうが一番落ち着くのですが、最近は、
女性の格好をすると心地よく感じます。

仕事で取材をするときも、近頃は女性の格好の
ほうが多いくらいで、男性の格好はめったにし
ません。ノーメークでも浮いちゃうんですね。

女装でも、声質が女性的なのでバレちゃう事は
まずありません。

幸い日常では「性」を提示することが少ないの
で、名前が元々女性的なせいもあり、何の違和
感もなく「女」として活動できます。
免許証も、ノーメークですがショートカットな
ので性別の表記が無いのでスルーです。

それに、最近では彼氏ができたせいもあるけど
「女」でいる自分が普通で、自分自身も女性で
いたほうが、しっくりくる感じです。
彼氏との性交渉の場面では、一部分は男性にな
りますけど、それでも女性的ウエイトが多く占
めています(身振りや仕草、声など)

思考的には男性だけど、格好や気持ちは女性の
ほうが
楽な感じです。

女装は、メイクやファッションなど、女性特有
のステイタスを楽しむことができます。
男性では、味わえない世界です。

女性のファッションは、華やかでレパートリー
が多く、目移りしてしまいます。
それに、女子の格好をしているほうが気持ちが
落ち着く感じです。

メイクだって、僕はナチュラルメイクですが、
それでも様々なアイテムを駆使して美しくなる
過程が実に楽しい。
目元をちょっといじるだけでもだいぶ印象って
変わります。そして、リップを塗っている時っ
て「ああ女みたい」なんて感じたりします。
近頃では、手慣れたもので、ものの10分でメ
イクが完了するに至っています。

もう女装は、すっかり僕の日常となってしまい
ました。

もう、女って面倒なんて思わない。十分に楽し
み寛いでいます。

 

彼氏の存在感

よく、女性は彼氏ができると美しくなるといい
ますが、僕もそれを実感しています。

服装やメイクだけでなく、なんとなく肌質やボ
ディーラインも美しくなる感じがします。
化粧のノリもとてもいい感じ。メイクが映える
感じです。

それは、女性ホルモンがなせる業なのでは、と
僕は思っています。
つまり、好きな人ができると、女性ホルモンの
分泌が多くなり、身体がより女性的に美しくな
るのではないでしょうか。
(男性でも女性ホルモンは分泌してます)

裸族生活と美術モデルをしている僕は、常に自
分の裸と向き合っているのでよく解るのですが
確実にプロポーションが変化しているのが感じ
られます。

部屋中に姿見を置いて常に自分のヌードをチェ
ックしているので間違いありません。
なんとなく色っぽいシルエットになってきてい
ますし胸も、ほんの少し膨らんだ気がします。
それに乳首の敏感さも一層増した感じです。

男性とはいえ、女性ホルモンはありますし、中
性的男性は、一般的な男性に比べて多くの女性
ホルモンを多く分泌します。
それが、肌や体細胞に現れてくるのでしょう。

彼氏にも「最近、綺麗になってきたね」と言わ
れるので、言葉の魔力もあるかもしれませんが
確かに見た目も変化しているのでしょう。
これは、サプリだけの効果ではない別の効果が
働いているといえます。

女性は好きな人ができると美しくなる。

これは、実体験として本当の様です。
(僕は、男ですけど・・・ね)

男なのに、彼ができると変化する。
これは、新たな発見でした。

身も心も女体化するというのは、こういうこと
なのでしょうか。
しかし、僕はオネエという訳ではありません。
あくまで「男の娘」そこは微妙です。
その上、彼氏がいるので今ではゲイです。

ムキムキの男臭い感じが好きあうのをハードゲ
イ、女性的な男性を好きになるのがソフトゲイ
というらしいのですが、僕と彼氏は、後者のほ
うになるのでしょうか。

挿入を伴わないソフトなバニラセックスの同性
愛カップルです。

ゲイというとハードな印象が強いので、もう少
し別なナチュラルな言葉があればイイのになと
思います。
ジェンダーレスな同性愛みたいな感じで。

僕自身は、ゲイという感覚は希薄。むろん、互
いに男性器をいじったりキスをしたりはします
けど、自分自身は同性愛だという自覚は、薄い
感じです。

それだけ、自分が「女」になりきっているとい
うことでしょうか?
あくまで、女として彼氏と付き合っている感じ
です(性交渉は別に)
かといって、トランスジェンダーとも違う様で
す。性認識は男です。が、感じ方は、女です。
不思議ですね。

 

女って得な感じもする

現在、彼氏がいるのであまりこういう話題も何
ですが、僕が女でいると、意外なほどナンパと
かされます。

脚出しルックスなんかするからフェロモンが出
て引き寄せてしまう。自業自得です。

それだけ可愛いのか、それとも尻軽に見られて
いるのかは微妙なところですが、チヤホヤされ
るのは、けっして嫌な事ではありません。

「僕、男だよ。」
「ウソッ、マジかよ。」

たいていナンパされた時は、そうやって驚かせ
て、その反応を楽しんでいます。
(やな性格だな)

まあ、ナンパの対象になるくらいなので、そん
な話を彼氏にするとまんざらでもない風です。
彼女?が可愛いというのは、大変な優越感につ
ながります。

ちょっとヤキモチ焼いている彼も可愛い。

男でいくらイケメンでも、女の子達が逆ナンし
てくるという光景は、まず見られません。
その点、女は受け身なのでナンパもされやすい
様です。
たまに、チカンで嫌な目に合うこともあるけど
世の男達にとっては、可愛い女の子は、ある種
狩りのターゲットです。

狩られるほうは、奢ってもらったり、車で送っ
てもらったりと特典もあります。そのかわり、
性的な対象に見られるのですが、そこは、男と
女の宿命です。野生の本能といえます。
注意しなくてはいけません。

あと、世の中、レディースデーなどの女性向け
の特典が意外と多い。商業ベースでも、購買意
欲の高い女性はターゲツトにされています。

様々な面で、なんとなく男より女のほうが優遇
されている気もします。
レディーファーストという言葉がある通り、女
性は男性より優遇されています。

「男の娘」は、生理とか女性特有の煩わしさと
は、無縁なので、より女性のメリットのみを追
求できます。そりゃあ、本家本元の女性には敵
わない部分もありますけど、見た目だけなら、
ドンと勝負できちゃいます。

近頃では、女友達とショッピングに行った時な
どに、レディースランチとか平気で受け入れて
います。初めのころは、一応断っていたんだけ
ど、大抵OKされるので、今では、面倒なので
スルーしています。

それから、彼とデートの時、ほとんどお金がか
からない。「割り勘にしよう」と言うのですが
絶対にそうしない。男のプライドでしょうか。
まあ、僕が男でもそうするので、これは、女の
ほうが得な一面です。

 

女装での不都合はあるのか。

「男の娘」で生活するのは、今ではそれほど抵
抗がありません。

背の高さは、脚出しルックスでカバーします。
面白いもので、太ももが見える格好って背の高
さが脚の長さに目を奪われるので誤魔化せるん
ですよ。特にふとももは重要です。ただ、冬は
ちょっと寒いですね。
そこは、ストッキングでカバーです。

女装は、女友達にチェックしてもらっているの
で、なんら問題が無い。
服も、高身長女子の友達がいるので、彼女の服
や下着が購入の参考になります。

ただ、一番の悩みはトイレです。

中性専用のトイレがあればいいのにと真剣に思
います。

法の壁があるので、どんなに女性的な見た目で
も女子トイレには入れません。
女友達は、バレないからいいんじゃない?なん
て軽く言いますけど、そうはいきません。

共用のトイレか、多目的トイレを利用するので
すが、数が少ないので、見つけた時に、できる
だけ用を足しておきます。

それ以外では、特に困ったことはありません。

ただ、僕の場合、身体まで女性化させているの
で温泉とかに気楽に入れないというデメリット
があります。そんな時は、貸切風呂か深夜遅く
に入ります。

あとは、病院くらいですかね。
身体を女体化させているので、怪しさ満点。
心電図を取る時なんかのナースの驚きや聴診器
を当てる時の医師の困惑など、乳首を大きくし
た効果は予想以上です。
でも、恥ずかしいので健康診断以外は、特に今
のところ病気とかしていないので健康第一で生
活しています。

それから、強いて言えば、僕の場合背が高いの
で、(174㎝)選べる服が限られるという事
です。標準的フリーサイズが着れない。
モデル体型としては、珍しくもない身長ですが
一般的なサイズが合わない。
でも、最近は高身長女子も増えているので、種
類も増え、靴を含めてどうにかなっています。

と、いうことで、女子として生きていくには、
さほど困るということはありません。

むしろ自分の気持ちを含め、メリットのほうが
多い気がします。

LGBTも市民権を得る世の中、男が女として
生きていける世の中も近いかもしれません。

 

女として生きてみる

清楚な女性

イラストの通り、スカートでも全然違和感は、
ありません。
スカートって一度履くと病みつき。スースーし
た足元の爽やかさと女子感満点なところが僕は
大好きです。

男が女として生きていく環境は、現代ではさほ
ど難しくないようです。

ただ、元々中性的な容姿というのが一つのポイ
ントになります。
コテコテのメイクで女装する人もいますが、元
々中性的な人は、簡単に化けやすい。

女装してもバレない完成度が、ひとつの目安に
なるのではないかと思います。

男性でも化粧をする時代ですし、男性が女性の
格好をしたりメイクするのも、程度にもよりま
すけど認知されてきています。

特に、完成度の高い「男の娘」は、バレたとこ
ろで「おー」と驚かれるだけです。
でも、まずバレないです。それは、声質。女声
だから絶対に気づかれないです。
地声が元々女っぽい。だから、意識して、もう
半オクターブほど声を上げると聞くだけなら完
全に女そのもの。

そんな訳で、見た目は「女」で生きていこうと
決断しました。

ただ、冠婚葬祭とかがあるので、髪型だけは中
性的なショートカットでいくつもりです。
ウイックという手もあるのですが、やはりリア
ルさを追求する僕は、自然な地毛でいこうと思
います。

そして、気持ちも女子に切り替えていこうと思
っています。
それは、彼氏の存在です。
同性愛になってしまいますが、できるだけ女性
的に接してあげたい。そんな気持ちです。
いや、性はともかく、まんま「女」で接しよう
と思っています。

女性らしい優しく穏やかな気持ちは、フェミニ
ン男子の頃からそうなので、特に難しいことは
ありません。
女友達の也ふるまいや、仕草、話し方などを参
考に、もう一段女の完成度を上げたいです。

どこまでやれるのか解りませんが、とことん性
は男のままで「女」を追求してみたいと思いま
す。

 

まとめ

「男の娘」その不思議な生態には興味を抱く人
も少なくありません。

並みの女性以上に「美」を追求する彼らは、と
ても研究熱心です。見た目の完成度のみならず
気持ちや、なりふるまいも女性的です。

僕もそうした一人なので、記事の内容は全て体
験に基づくリアルなものです。

多少の不便を乗り越えてでも、僕は、女性で生
きてみたいと思っています。
でも、くれぐれも、僕自身は中身は男。バイセ
クシャルだけどトランスジェンダーとは、ちょ
っと違います。

本気で性を「女」にしたい訳じゃない。
でも女性でありたい。複雑です。

それに、今では彼氏の存在が僕の「男の娘」魂
に磨きをかけています。

なんだか解らない不思議な生き物みたいですけ
ど「男の娘」とは、そういうものかもしれませ
ん。

 

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