デートの相手が男の娘だったら!?

コロナ禍の影響は、男女の恋愛にも少なからず
影響しています。とくに、これから見つける人
にとっては密を避け距離を置いてマスク越しの
お付き合いですから大変です。

今回、女友達の企画で彼女歴の無い男性が「男
の娘」と本物を見分けられるかという実験をし
てみました。

男心を良く知る男の娘の絶妙な駆け引き、女性
が男心を引き寄せるヒントがたくさん隠されて
いるので参考にしてみてください。

 

プロローグ

それは、ある日、仲がいい女友達とのささやか
な女子会でのことです。

女友達の家でスイーツを持ちよっておしゃべり
です。こんな時は、僕も女子の恰好で参加して
います。

「最近ハルミさぁ、めちゃ女っぽくない?」
A子がしみじみと僕を見ながら言います。
「うん。私もそう思う。」
B子も感心したように言います。
「なんだか本物より女子っぽい感じだよね。」
C子もそのように言います。

名前、安直にABCで済みません。
彼女らは、モデルを通じて知り合った友人で、
よく一緒に旅行にも行く仲良しです。
また、僕を女子化させている原因の一つでもあ
ります。

A子は、僕より身長が高くロングヘアの似合う
ちょっとクールな女性。B子は、僕と同じくら
いの背でセミロングの可愛い顔立ち。C子は、
女子としては背は高くモデル経験もあるナイス
バディーの美人系女子です。

3人共、現在彼氏は居ない状態。
そのうちA子は、B子と仲良く自称レズ?B子
はバイセクシャル。C子は、女装した僕にちょ
っと興味があるというかなりややこしい仲間た
ちです。

B子は、小悪魔的な感じなので、付き合ってい
る「彼」はいないものの、仲のいい男友達が結
構います。

そんな女達(一名男)の会話の中で、ふと僕が
どこまで「女」で通用できるかと言う話題が出
てきました。

それが今回の企画のきっかけ。

「男の娘」でデートしたら男は気づくか!

 

見た目は重要です

男の娘

B子は、知り合いの男友達の中から彼女が居な
い二人の男性をセレクト。

時節柄なので小規模な5人の合コンをセット。

A子、B子そして僕。そこにB子の友人DとE
という男性が、男の僕が紛れているのを知らず
に参加しました。

今回のターゲットはE君です。D君は、B子の
元彼なのでオマケみたいなものです。そしてB
子は彼氏が居るという設定です。
二人ともまあイケメン。E君は、優しそうで僕
が女の子ならイイなと思えるルックスです。

A子は、いつも通りのボーイッシュな出で立ち
で、僕は、3人の女友達にいじりまくられてて
かなりあざといファッションです。
バッチリメイクに、鎖骨が見える襟幅の広い白
いニットにミニスカートです。

D君には、事前にB子から多少の情報とE君に
A子か僕をくっつける役割を演じてもらいまし
た。もし、E君が僕を選んだとしてもそれもよ
しという二段構えの企みです。

そして、女子三人の内一人は「男の娘」だとい
うことを伝えると、

「え~マジ解んねえ」とスタートからドキドキ
の展開です。

 

出会いの始まり

会場の居酒屋さんに入ると、例のごとくアクリ
ル板で仕切っているので飲食時はマスクを外し
ても平気。素顔が拝めます。

アクリル板越しにまずは乾杯。

簡単に自己紹介をすると、合コンが始まりまし
た。A子もB子もどちらかというとしゃべる方
なので、ものの数分で和やかな雰囲気。
D君も、軽いノリで僕に話しかけてきます。

「ねえ、休みの日とかって何してんの。」
「・・私よくドライブに行きます。」
僕・・・と言いかけてそうになって(汗)

「へえ、自分で?車好きなんだ。」
「うん。自分で運転して。」

D君は、E君に振ります。

「Eさ、ハルミさんドライブ好きなんだって、
おまえもそうだよな。」
「えっ、うん。そうだよ。」

E君が僕を見ながら答えます。その視線が少し
オドオドしている気がしました。
初めての面通しで僕を見ているのには気が付い
ていたので反応は悪くなさそうです。

この時点で、僕が男だとは二人とも気が付いて
居ない様です。背が高くどちらかというと古風
な顔立ちのA子が「男の娘」なのではと思って
いる感じがします。

さて、僕とE君は、お互い車好きということで
意外なほど会話が進みます。

「ねえ、今度一緒にドライブ行かない?」

きたっ!さあてどうする僕。

後で解ったらショックかなあ、色々考えますけ
ど、ついノリで「いいですよ」と返事してしま
いました。

この発想をした女3人達、僕が男の好みにはま
った時のこと考えていたんでしょうか。後処理
は、全て僕にかかっています。う~ん困った。
3人の女友達のドS振りにMの僕は、困惑の反
面、今後の展開に興味深々です。

それにしても計算通りなのか、女の企みは恐ろ
しいものです。

 

男の娘でデート

時が飛んで、デートの当日。

僕は、寄せるブラで精一杯小さな胸の膨らみを
作り胸の谷間がチラ見えする服にフレアスカー
トという服装で、とある東京近郊の駅前で待ち
合わせ。

我ながら最近女装もレベルアップ。違和感ゼロ
です。

女たるもの「待った~」とちょい遅刻をしたほ
うがいいかと予定より5分程すぎて駅前ロータ
リーに行くと、聞いていた通り白い日産のR3
4スカイラインGT-Rが止まっています。

僕は、助手席の窓をコンコンと軽く叩きニッコ
リと微笑みます。

助手席に乗り込むとドライブに出発です。
目的地は、パワースポットが好きと言う僕のリ
クエストでちょっと遠いけど埼玉県の奥秩父、
三峰神社を目指します。

車内は、追加メーターがずらっと並び如何にも
走り屋という感じです。

いかにも飛ばしそうな車の雰囲気と裏腹にE君
の運転はスムーズで好感が持てました。

一応二人ともマスクをしているのですが、黒目
勝ちでちょっと上目使いに話しかける僕の仕草
にE君はドキドキしている感じです。

ドライブ時間が長いので、他愛もない会話から
お互いを知るための深い会話に移行していきま
す。意外といい雰囲気です。

僕は、いつもより念入りに女声を使いそれに言
葉使いに気を付けて応えていきます。

「ハルミちゃんって、何の仕事しているの?」

きました。

「美術モデルって知ってます?」
「えっ!?あの、もしかして裸になるやつ?」
「そう。」
「見た目に寄らず意外と大胆なんだね。」
「よく友達に言われるんです~」

ちらっとスカートから伸びる脚を見て想像して
いる様子が手に取るように解ります。
まあ、普通ビックリしますよね。

そんな話をしながら目的地へ到着(早っ)

今の所、男だとは勘付かれていない様です。
完全に女だと思っている感触です。

目的地は関東屈指のパワースポット三峰神社。
縁結びでも有名な神社です。
詳しくは、神社系のブログに譲りますが、僕は
すごく好きな場所です。
凛とした空気が張り詰めています。

三峰神社鳥居

これ、日本でも数少ない鳥居らしいです。
狛犬がオオカミなのも珍しい神社です。

なんだかこんな神聖な場所で嘘をついているの
が申し訳なく感じました。

どのタイミングで本当のことを打ち明けるか。
心の底で悩みながらも、女らしく振る舞う僕。

「手、繋ぎませんか。」

ふと、鳥居をくぐったあとの参道でE君がそう
言ってきました。

「いいですよ。」

一瞬考えたけど、その方が自然かと思い、E君
に手を差し伸べます。

(うわあ、男同士で手繋いじゃった)

でも、完全な女装をしていると心も女に成るよ
うで案外不自然さは感じませんでした。
(僕、隠れバイセクシャルなのかな)

暖かいE君の温もりを感じながら、女性ってこ
んな気分なのかなと思いました。

やがて、なぜこんな山奥にこんな荘厳な社殿が
という本殿の前に付くと、二人並んでパンパン
と柏手を打ち願い事をします。

三峰神社本殿

きっとE君は、僕とお付き合い成功できること
を願っているのかもしれません。

 

いざ告白。意外な展開へ

お参りのあと、やり過ぎかなと思いつつE君の
腕に寄り添い参道を歩きます。

不思議なパワーがそうさせるのか、身も心も今
は「女」の僕。

E君は、そんな僕にぞっこんな感じです。

ひと時の女を楽しんでいるのもいいですが、遅
かれ早かれ僕が男だと正体は、明かさなければ
いけません。

駐車場に戻り、暖かい社内で缶コーヒーを飲み
ながら一休み。

「ねえ、実は・・・」

小首を傾げながら上目使いでE君に語りかけま
す。ドキドキと高鳴る心臓の鼓動。コーヒーを
飲んでいるので今はマスクをしていません。

「ん?何。」

実は僕、男なんだと軽く言えばチャンチャンと
な~んだそうだったのと軽く済む?のですが、
僕は、色気たっぷりに間を置きます。

「実はね、ゴメンナサイ。私、男の子なの。」

言っちゃった・・・

潤んだ黒目勝ちの瞳(たぶんそう見えている)
でそう言う僕を見て、E君は「えっ」と、驚い
た表情で見つめてきます。

(怒られるかな)

僕は、悪戯をした女の子の気分で申し訳なさそ
うにE君を見つめます。

しばしの沈黙。

そしてE君は、ニコッとすると、
「信じられないなあ、君が男なんて。今の今ま
で絶対女の子だと思ってた。今だって、十分に
女の子にしか見えないよ。」
と、言ってほほ笑んだ。

 

彼氏ができちゃった!?

E君は、僕を見つめながらちょっと考え込むと
「もしよかったら、無理にとは言わないので付
き合ってもらえませんか。」

と、真面目そうにそう言ってくるではありませ
んか。さて、困った僕は唇に人差し指をあてな
がら考え込みます。

「私、こう見えて男だし、同性愛とかはちょっ
と・・・でも、考えてみてもいいですよ。」

散々女のフリ(進行形)をしておきながらのセ
リフですが、無下に断るのも悪いかと曖昧に返
事をしておきます。

実は、自分でも不思議な感覚で、清純なお付き
合いなら良いかなんて思えたりしていました。
女装のし過ぎで、心に変化でも生じたのでしょ
うか。

「Eさん、カッコいいし優しいし、本当の女性
といくらでもお付き合いできそうなのに、男の
私でいいんですか。」

「いや、だって、ハルミちゃん可愛いし・・」

か~っ。手の込んだ女装としては最高の褒め言
葉です。

しかし、E君は、ホモかバイセクシャルなので
しょうか。あまり本気にされても困ります。

「じゃあ、まずお友達からってことで。」

咄嗟の機転で、E君に近づきながら色気たっぷ
りに陽気に言う僕。こういう仕草って、男、弱
いんですよね。

「あっ、そうですね。それでもいいです。」

E君はドギマギしながら頬を赤らめます。

でも、その本心はどうなのでしょうか。
そして僕は、どうなるのでしょうか。
とにもかくにも、清純なお付き合いを前提に、
友達からお付き合いが始まりそうです。

 

心も女に成っているのか

帰り道の車中。

行きより会話はスムーズ。僕は、女声で女性的
話し方を維持したまま、お互いに好きな車の話
しで盛り上ります。

往路よりカーブを曲がる速度も増し走り屋の片
鱗をみせつつ嬉しそうに運転しています。
それでも丁寧な過重移動で僕は、不快を一切感
じず運転が上手いなと思えました。

それにしても、女を演じるというのは、こうい
う事をいうのかなと、自分でも不思議に思えて
きました。

性別が逆転した恋愛観をリアルに感じる。

フリをしている内に、自分が本当に女性になっ
ていく感じ。でも、実際は男なので、男から見
た理想の女性を演じているので、本物以上に女
性的になってしまう。

さてさて、僕は、女を演じるのが好きなのか。
それとも、そういう素養があるのか。
自分でもよくわかりません。

でも、確実に言えるのは、女装をすると、少な
からず心も女性化するのは間違いない様です。

 

まとめ

普段から女性的または中性的な僕は、いつもは
ボーイッシュな感じなのですが、女装するのも
嫌いではなく、むしろ好きなってきました。

今回、とことん可愛い女性を追求して演じた結
果、彼氏が出来てしまうという想定外の事態に
なってしまいましたが、それだけ元々「男」の
「男の娘」は、男心に通じているのがよくわか
るかと思います(ややこしい・・・)

「男の娘」は、見た目さえ完璧なら、男心をく
すぐる謎めいたパワーを持っている。

男性諸君。あなたが見ている女性は本物かな?

 

お問い合わせ・ご感想など