本当は、怖いクリスマスの真相
師走になると、なんだか忙しいけど楽しい気分
にもなってきますね。
そんな中でクリスマスは、もっとも楽しいもの
の一つではないでしょうか。
さて、ところで皆さんは、クリスマスの由来な
どを詳しく知っているでしょうか?
イエス・キリストの誕生日祝う祭りじゃない。
そう言う人が大半ですよね。
本当にそうなんでしょうか?
探ってみたいと思います。
クリスマスは、イエス・キリストの誕生日ではなかった
本格的に女装した男の娘のミニスカサンタ。
チラッとスカートをめくりあげて色白で可愛い
小さなオチンチ○を見せているのが、オチャメ
なサンタです。
モデルは、もちろん僕です。
ちょっとエッチな写真ですが、恋人同士の場合
大半の日本人のカップルのクリスマスは、そん
なものじゃないでしょうか(おまえらだけや)
どうせ脱がされるのに一応コスプレというのが
ちょっとエロい。それにサンタは、男なので、
これはこれで正しい。なんのこっちゃ。
おっと、今回の話題は、オチャメなミニスカサ
ンタの話しではありません。
ちょっと、おどろおどろしいクリスマスにまつ
わる話しです。
まあ、クリスマスは、大抵は、イブにチキンや
ケーキを食べて、クリスマスプレゼントを楽し
みに眠る楽しい日ですよね。
敬虔なクリスチャンにとっては、大事なイエス
様の誕生日を祝う行事。
そう、一般的に、クリスマスは、イエス・キリ
ストの誕生を祝う祭りとされています。
そんな訳で、キリスト教の祭典とされています
が、実は、そうじゃなかったんですね。
えっ、と思う人が居るかもしれませんが、世界
中がクリスマス一色になるので、気にすること
もないかと思います。
恐らく、大半のキリスト教徒さえ、イエス・キ
リストの誕生日は、12月25日だと何の疑い
もなく信じていると思います。
でも、聖書の中に、12月25日なんて誕生日
は、記されていません。
イエス・キリストの誕生を伺わせる記述は、ル
カによる福音書2章の8節~にありますが、簡
単に略して書くと「羊飼いたちが野宿して羊を
夜通し番をしていると、主の天使が近づき、周
囲を照らした。そして、今日救いの主が生まれ
る。この方こそメシアであると告げた。」
と、イエスの誕生を思わせる記述があります。
この他にも、聖母マリアの懐妊は、BC3年の
12月の4週目。その280日後は、翌BC2
年の9月29日前後なので、どうやら誕生日は
12月25日では無いようです。
羊飼いたちが、野宿していたくらいなので、少
なくても真冬の12月25日では、無いと思わ
れます。
えっ、じゃあ12月25日って何の日?
それは、実は、かなり複雑な多くの宗教が絡み
合った日にちだったのです。
まずは、古代ローマでは、12月25日は、ミ
トラ教のミトラスを祝う日。
この神は、元々、BC1500年~のインド系
のバラモン教の神、アーディティヤ神群の一柱
です。こちらは「ミトラ」です。
ゾロアスター教にも出てくる神で太陽神です。
そう、古代ローマは、元々ローマ神話やミトラ
教などの多神教国家です。
そしてクリスマスのどんちゃん騒ぎの由来は、
12月17日~23日までのサトゥルナーリア
祭りの名残。こちらは、農耕神サトゥルヌスを
祝う祭りだったそうです。
この期間だけは、主人と奴隷が立場が入れ替わ
ったり、カラフルな衣装を着たりと、かなりハ
メを外した状態になったそうです。
キリスト教が、ローマの国教になってから、以
前からあった風習が融合したのが、クリスマス
です。
因みにこの行事の神「サトゥルヌス」は、英語
読みでは「サターン」土星の守護神です。ギリ
シャ神話のクロノスと同一視されています。
「クロノスの像」バチカン美術館
バチカン。ローマカトリックの総本山にこんな
怖い像が有るのも意味深です。
この神様、なんだか尋常じゃない雰囲気。
見ていて正直怖い。とても、クリスマスの楽し
い雰囲気とは相いれない御姿です。
サトゥルヌスは、ギリシャ神話では、生まれて
くる我が子に殺されるからと、5人の我が子を
飲み込んだといいます。怖い神様ですね。
「我が子を食らうサトゥルヌス」1819年
フランシスコ・デ・ゴヤ プラド美術館
これは、怖い。恐ろしい絵です。
強烈なインパクトを見るものに与えます。
キリスト教の神智学では、サトゥルヌスは、
「サタン」と同一視しているそうです。
むむむっ。なんだか怪しい雰囲気になってきま
したね。
因みに、初めてクリスマスをキリスト教的なも
のにしたのは、西暦313年に、キリスト教を
公認した後です。キリスト教がローマ帝国の国
教になってから後、西暦354年、ローマ司祭
リベリウスが、キリスト教布教拡大を狙って、
12月25日をイエス・キリストの誕生日にし
たそうです。
ふむふむ。
12月25日がイエス・キリストの誕生日じゃ
ないのは、明白な様ですね。
サンタさんの真相。実は怖い存在だった?!
子供たちがプレゼントを楽しみにしているサン
タさん。今では、すっかり良いオジイサンとい
う雰囲気が定着しています。
あの赤い服は、あのコカコーラ社が、宣伝のた
めに導入したのが始まりだそうです。
ところで、クリスマスに付き物のサンタさん。
この正体を知っている人は、少ないのではない
でしょうか。
サンタの起源とされるのは、キリスト教だと、
西暦270年頃の聖ニコラウスの伝承です。
聖ニコラウスは、ある時、貧しい家で売られそ
うになっている女の子を助けるために、煙突に
金貨を投げ入れ、たまたま乾していた靴下に入
り、売られずに済んだという話しで、子供の守
護神となったという暖かい物語です。
それと、もう一つは、たまたま聖ニコラウスが
肉屋で塩漬けにされた3人の子供の肉を見つけ
蘇らせたという、ちょっとグロイ話し。
二つ目の話しは、普通の日本人なら「え~」と
なる話しかもしれませんが、外国では「人」の
肉を食うのは珍し事ではありませんでした。
隣の国、中国では「人肉食」に関する文献は、
かなり多くあり、肉屋で人の肉が売られている
事は普通で、子供や女性は高かったそうです。
それも、近代まで続いていたとか・・・
気持ち悪くなるので、人食いの話しは、このく
らいにしておいて、サンタの話題に戻しましょ
う。
クリスマスは、イエス・キリストの誕生日では
無い事は、前章で書きました。
なぜ、12月25日を別な宗教の祭りとゴッチ
ャにしたりするのかと言えば、キリスト教を広
く布教するためです。
ローマ帝国でさえ、元々違う宗教の祭りをあた
かもイエス・キリストの誕生日に挿げ替えたく
らいです。
拡大するローマ帝国に支配されていく異民族の
土着宗教がキリスト教に融合されていくのは、
必然的といえました。
ゲルマン地方では、ドルイド教などのケルトの
宗教がありました。
その名残として、冬至に木に生贄を吊るす儀式
や、ワイルドハントという悪霊達が大暴れする
時期に、太い丸太に飾りを付けて暖炉にくべて
悪霊が通り過ぎるのをやり過ごす。現在のクリ
スマスツリーやブッシュドノエルというケーキ
の原型となりました。
「オーディンのワイルドハント」
ペーテル・ニコライ・アルボ 1868年
日本で言うところの百鬼夜行みたいなもの。
出会うと、異界に連れて行かれます。
だから、この時期になると皆、家に閉じこもっ
て嵐が過ぎ去るのを待っていたそうです。
そして、サンサさんの様に家々を訪れるモノが
いました。
それは、良い子には、褒美をくれるけど悪い子
は、さらっていって腹を裂き石を詰めて井戸に
沈める「ペルヒタ」や「クランプス」といった
化け物です。
クランプス
怖いので、画像は小さめにしておきます。
日本で言えば、秋田の「なまはげ」みたいな存
在でしょうか。
「悪い子は、いねが~」と、家々を巡り、子供
がそれを見ると本気で怖がり泣き叫ぶという祭
りです。
そう考えると、キリスト教は、手を変え品変え
様々な方法で世界中に広まっていったと考える
と、怖い気もします。
これがサンタさんの原型になっている様です。
と、現代の商業ベースで広められているサンタ
さんのイメージとは、全然違うものですが、ヨ
ーロッパのクリスマスカードには、この怖いサ
ンタさんも頻繁に登場しています。
今の日本のクリスマスやサンタは、アメリカが
ベースになっています。
ところで、サンタさん。一文字入れ替えると違
うモノになってしまいます。
SANTA→SATAN
日本語でも、サンタ→サタン
なんだか怖いですね。何か陰謀めいたものを感
じてしまいます。
色んな宗教がミックスしていた。
キリスト教は、元々はユダヤ教の一派です。
ヤハウェイを唯一神としながら元々はウガリッ
ト神話をベースにしているので本来は、多神教
です(旧約聖書の元になっている説)
そもそも、一神教と言われるキリスト教ですが
神と子と聖霊のみ名において・・・と言われる
くらいですから、神様チックなものが混然とし
ています。
まあ、ベースがウガリット神話ですから無理は
無い話しです。
ウガリット神話は、シュメール神話をベースに
していると思います。
そして、イエスキリストは、元々ユダヤ教の一
派でした。キリスト教は、その弟子達が、イエ
スを神の生まれ変わりとして広げていった宗教
です。
ユダヤ教は、ユダヤ人が、やれエジプトだ、バ
ビロンだと捕囚されていったので、その土地そ
の土地の宗教に影響されたことは、疑う余地も
ありません。
そして、ローマ帝国は、インドのミスラ神を主
にするミトラ教で、多神教です。
勢力を拡大するキリスト教を国教にした、ロー
マ皇帝コンスタンティヌス1世は、洗礼を受け
ずミトラ教の大神官のままだったといいます。
そして、ヨーロッパにローマ帝国の勢力が拡大
していくと、ケルトの宗教、ドルイド教がプラ
スされていきます。
ミトラ教は、インドの古代宗教、聖典リグ・ヴ
ェーダに登場する神様を用いています。
リグ・ヴェーダは、BC1500~1000年
に編纂されたという、かなり古い宗教です。
世界最古の宗教といわれるゾロアスター教にも
ミトラ神は登場しています。
このミトラ神は、仏教でマイトレーヤとなり、
日本では、弥勒菩薩として伝わっています。
ちなみに、ウガリット神話のバアル神は、日本
では、牛頭天皇(ごずてんのう)またの名をス
サノオとして荒ぶる神として伝わってます。
キリスト教で出てくる堕天使ルシファーは、日
本なら国常立尊といったところでしょうか。
なんだか、宗教の原点を辿っていくと、一つの
宗教になるんじゃないかと思います。
文字や壁画といった「記録」が無いと分かりに
くいのですが、日本の自然崇拝、磐座信仰(い
わくらしんこう)なども、かなり古い宗教の一
つです(恐らく世界最古級)
面白い事は、各地域で古い宗教を持ちながら、
12月25日にクリスマスを祝うのが、世界共
通なことです。
「八百万の神」がいる日本なら、外国の神が一
柱や二柱増えたところで、寛容に受け入れ溶け
込んでしまうのですが、世界中が、創られた祝
日を祝うのは、奇妙だと思うのは、僕だけでし
ょうか。
旧約聖書のエレミヤ書では、こう言ってます。
「異邦の人の道に習ってはならない」
そう言いつつ、原点が少なくとも古い多神教を
ベースにしたユダヤ教のキリスト教。
すでに、クリスマスで異邦人の道に習ってしま
っているのは、これ如何に。
「清し、この夜♪」なんだか嘘っぽく思える。
なんだか、ゴチャゴチャで解らなくなってきま
した。
仕掛けられた罠。
ニムロッド(ニムロド・ニムロデ)という人を
御存じでしょうか。
旧約聖書の10章に登場し、クシュの息子で、
その父はハム。その父はノアと記されいていま
す。
かの有名なバベルの塔を考案した人です。
「バベルの塔」
ピーテル・ブリューゲル 1563年
因みに、彼の誕生日は、12月25日とされて
います。
おっと、怪しい雰囲気が漂ってきましたね。
この人は、バビロンの神ターンムズの生まれ変
わりとか、ウガリット神話のバアル神の化身と
言われ=悪魔とされています。
ウガリット神話は、シュメール神話のカナンの
地で広まったと思われるものです。粘土板が出
土しています。
バベルの塔の話しは、有名ですね。
神の世界へ届く塔を作ろうとしたら、神の怒り
に触れてぶっこわされて、人々は、各地にバラ
バラにされて言葉も違う世界になっちゃったと
いうやつですね。
初めて「神」に反逆した者として悪魔の烙印を
押されています。
クリスマスは、様々な土着の宗教を取り込みな
がら陰では、悪魔を祝う祭りだったんですね。
表面的には楽しいお祭りでも、実際は祟り神を
鎮める祭りだったりは、日本でもあります。
しかし、クリスマスは、地球規模で宗教の枠を
超えた一大イベントです。
それも、現在の形になったのは、割と近代のこ
とです。
もしかすると、現代でも古代の宗教が密かに息
づいて、生贄の儀式をしているのかもしれませ
んよ。
生贄の儀式は、カニバリズムが訛ってカーニバ
ルになったのかもしれません。
あと、陰謀論てきな話しだと、有名なイルミナ
ティーやフリーメーソン、悪魔と契約している
人たちの企みで、世界が「悪魔」を祝う様に仕
向けられている。
そんな風に考えると、クリスマスも奥が深い怪
しい儀式に感じるかもしれません。
まとめ
日本では、古来より怨霊や鬼を祭る寺社がたく
さんありますし、それを鎮める祭りも多く残さ
れています。
「悪魔」=悪い物というのが世界の常識ですが
日本では、悪魔も神々の一員。荒ぶる神も神な
ので祀るのがごく自然な考えです。
クリスマスが、そうした荒ぶる神を鎮める祭り
だとするなら、それはそれで良いのかなと思う
けど、我々が知らない世界で、密かに陰謀が画
策されているとしたら、ちょっと嫌ですね。
と、妄想を抱きつつ、僕は、ミニスカサンタに
変装して彼氏と性なる祭りを楽しんでいます。
不謹慎な!と思われるかもしれませんが、ある
種の「愛」の形で純粋なエロスです。
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