穏やかな日々を求めて(2)もう、アカン。そして手に入れた穏やかさ
メチャ忙しい時でも「笑顔」を絶やないのがポ
リシー。実際は、そただ自然体なだけ。
頼られるのも、仕事も嫌いではなかったです。
むしろ忙しいのが性にあっていると思っていま
した。
そんな貧乏性な性格が災いします。
お人よしも度が過ぎると健康被害が!
人には避けられない運命があると思います。
どんなに努力してもダメな時もあります。
それでも、黙々と明るくこなしていきます。
自分でもナチュラルハイなのは、感じていた。
苦しくても、なんとかするしかないと頑張って
いた時です。謎のアトピーやら痛み、時には動
悸や眩暈。何かおかしい。
とりあえずストレスチェックをしてみよう・・
【ストレスチェック】
チェックには、色々ありますけど僕が選んだの
は、「ライフイベントストレスチェック」
1年間に経験した出来事でストレスの蓄積を測
るそうです。
試したい方は、こちらへ
https://www.nhk.or.jp/special/stress/01.html#check
260点以上で要注意、300点から「病気の可能
性あり」だそうです。
チェック当時の点数は、なんと900点越え!
TOEICならスゴイ!ですけど、
「お前は、もう・・・」というやつです。
病気どころじゃないです!
かなり病んでいましたが、本人の自覚ゼロ!
重度の鬱は、そうらしいですね。
穏やかなタイプはストレスに強いけど、
貯めこむ量もハンパないみたい。
逃げられない恐怖
「ウツ」らしいよ。それもかなりヤバイ。
ニコニコ言うと、ぜんぜん説得力が無い。
そりゃそうだ、暗い顔で疲れ切った感じが出せ
ればいいけど、はた目には、え?そうなの?
正直言うと、精神科への受診を勧められたけど
薬漬けになるのはイヤだし、何より休めないの
で病院通いは、避けました。
でも、ヤバイ感じはありましたよ。
たまに不整脈で動けなくなるし、息も苦しい。
ふと気付くと、楽な人生の終え方を検索してい
ました。逃げられないなら・・・
そういう心境です。
なんで、休養とか取れないのか?
代わりが居ないから。それだけ。
体調悪くても遠慮なくお仕事は頼まれます。
それに、自分しかやれない業務もあります。
引継を考えたくても、余裕もなかったし
やれる人も限られていました。
投げ出せばいいのに・・・
それが出来たら、やっています。
これは、マジでヤバイかも・・・
意外な結末。ストレス・バイバイ?
もう、アカン。そんな日々が続きました。
たぶん、自らケリつけるより早く、過労死だっ
たかも。それも、自分のまいた種。自業自得。
そう、考えるのがヤバイみたいです。
人のせいにして責任転嫁できたらイイのにな。
でも最後は、あっけなく解放されることに。
僕を縛るモノが、なんと、消滅したのです。
きっと、神様は見ているのでしょう。
なに?何が起きた。会社が無くなりました。
ただ、解放と引き換えに「試練」を与えられま
した。非生産的な後始末の多忙な日々。
色々と失ったものは、大きかったです。
失ったもののインパクトは、仕事など可愛いも
のです。誠実な振る舞いは、けっして楽ではあ
りませんでした。
1年の出来事でチェック項目が増えました
とりあえず、何もかも失って茫然自失。
当たり前の生活が、消えてしまいました。
喪失感は、計り知れません。
累計点数は、1400点越え。
いやはや、笑うしかないです。
確かに、ストレスから解放は、されました。
受けたダメージを回復する方法は、原因となっ
ているストレスを取り除くことです。
それは、かなったのです。
穏やかさを手に入れる
爪痕をのこして嵐は、過ぎ去りました。
まさに台風一過という感じです。
ウソみたいな穏やかさに、戸惑うほどです。
一人ポツンとしていると寂しいけど、
代わりに、静かな時間が訪れました。
TOKIが、ゆっくりゆっくり流れ始めます。
まずはリセット。先の事は考えませんでした。
とにかく生きよう。それだけです。
手始めに、生活環境をリフォーム。
大袈裟じゃなくて、ちょっとした模様替え。
百均、無印、ニトリ。
お値段以上に変化させます。
気が、まぎれる。
これだけでもイイ感じです。
それから、不摂生だった食事を見直して野菜中
心に。地産地消、無添加で、毒素を出していき
ます。元々料理は好きなのでストレス解消にも
一役。
おかげでダイエットにもなりました。
自由を手に入れても、規則正しい生活を!
ウツ治療に生活のリズムは、大切だそうです。
僕は、薬の危険性と、診断された「病名」の実
態を少しは知っていたので自己管理で復活を目
指します。
「ウツは心の風邪」などと言うそうですが、
これって、バレンタインのチョコみたいなもの
ですよ!これについては後日お伝えしますね。
ともかく、新しい生活が始まったのです。
まとめ
幸い、地獄の淵から生還できたのですが、
気が付くと浦島太郎です。
以前の生活は、そこにはありませんでした。
とにかく無理はしない。少しずつ、出来る範囲
で。焦りはタブーです。ダメージは、そうとう
深いから。
たまに自分を褒め、在りのままに生きることに
しました。
次回は意外な「ウツ」克服のストーリーです。
このブログの隠れたキーワードになっている
「ある仕事」のきっかけです。
身一つでできる仕事です。
お楽しみに
参考
NHKスペシャル シリーズ「キラーストレス」
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